2004年
3月19日(金)
其ノ十七
「十余年 タイムマシンの 夢心地 」
昨日、とても不思議な光景の中に自分がいました。
十数年前は週に1・2度は必ずこういう光景が繰り広げられていた事に 気付いて、とても不思議で夢を見ているような気分でした。
今我が社が手掛けているアーチスト達のレコードメーカー(販売元)を決め ていて、それが何と巡り巡って、古くからの朋友の所になりそうなんです。
その打ち合わせに、彼が昨日訪ねて来てくれたのです。
彼の名は、木藤誠。
彼は今、Pというメーカーでチーフプロデューサーをやっていて、お 互い忙しくてここ数年は会う機会もなく歳月が過ぎて行ったのです。
そして、もう一人、今は僕の会社で、アーティスト担当プロデューサーで頑張 っている、シャケこと荒巻義郎、彼は縁あって昨年頭から僕の会社に所属 して僕の片腕として働いてくれてます。
僕を含めたこの三人は当時全く別々のフィールドで仕事をしていて、飲んだり 遊んだり旅をしたりといったプライベートな気の合う仲間でした。
会えば殆ど明け方まで飲み語りしていて、仕事以上に仕事をしていたのです。 お互い皆若くて、夢に溢れていて、時代を我が物顔で生きていたようでした。 それぞれがそれぞれに成功をするんだといった確信を持ちながら、討論も絶え ない酒宴も多く、とにかくやたらに熱かった時代でした。
それが・・・・今。
僕が五十一、木藤が四十七、荒巻が四十二、を数えた齢をそれぞれ携えた 今、今度は大きな共同作業に取り掛かろうとしている。
皆何も変わってないけれど、『責任』という二文字の重みが当時とは違って お互いの頭を占めているに違いない。
打ち合わせのテーブルが、昔数え切れなく存在した光景とダブって、とても 懐かしく、また嬉しく、タイムマシンに乗って到着した場所のように思えた昨日、 僕達は新しい友情をそれぞれに誓い合った。
そして今度こそ三人で同じ夢を実現することができるチャンスに心から感謝して いる。
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