2004年
3月18日(木)
其ノ十六
「三一五  勘定奉行の  晦日なり 」
  今夜、我が社の経理をお願いしている会計事務所のスタッフ三人を 交えた酒宴がありました。
普段は月に数回来社して、経理事務を数時間して帰ってゆくだけの 彼らとはそんなにゆっくり話をする機会もないのですが、かねてからの 「一度飲みましょう」の約束で、この日が決められていたのです。 どの世界にもそれぞれ大切な節目はあるもので、かれらにとっては、 多くの人の一年の集大成でもある確定申告を終える三月十五日が 一年の仕事納めなのだそうです。
  大役を無事果たし終えた安堵感を肴に心地よく酔う彼らの顔が 普段よりもうんと逞しく見えた夜でした。
その申告がたとえ還付だろうが納税だろうが、人間にとっては命の次に 大事なお金についての決済なわけで、そこに費やす神経の量は計り 知れないものだと思います。
  会社の財政もいつもスムースにいくわけではなく、むしろ資金繰りに苦心 する機会の方が圧倒的に多いわけで、そんな状況を帳簿上で感じる 度に、様々ストレスや不安も多いこととお察しします(苦笑)。
内臓の弱い人間には向かない職業だそうです。
守秘義務も多く、冷静沈着な性格も求められ、本当に大変な仕事だ と思います。
大笑いをしながら話がはずんだ今夜の酒宴は、彼ら勘定奉行にとって 晦日を終えたばかりの、ひとときの自分の素顔に戻れる貴重な瞬間 だったのかしれません。
九月には我が社の十年目の決算もありますが、その溢れる知恵と体力 で難関な経理を乗り切って下さいね!スーパー勘定奉行殿。

 

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