2004年
5月15
日(土)

其ノ七十三
「五十歳 凛々しき熱き 旧友(とも)の顔」

2004年
5月16
日(日)
其ノ七十四
「足が棒 四谷原宿 掛け持ちて」

 土曜の昼突然の一本の電話があった。
しばらくぶりの旧友からだった。弾んだ声でちょっと近くまで 来たので顔を出したいという電話だった。
 彼は役者で、故いずみたく氏の所で学んだ後輩である。 芝居やミュージカルをやったりしていたが、それだけでは食え ないので当然のようにアルバイトをするのだが、舞台の仕事 が少なくなって殆どがアルバイト生活をしているここ数年だっ たらしい。結婚して子供もいるし夢と現実の狭間で立ち尽し ていることしか出来なかったのかもしれない。
 それが、あるきっかけでデモテープを送るチャンスが去年あっ て、そのデモテープ作りを手伝った。「だめもと」と彼も言ってい たので何らかのきっかけになるといいと僕も思っていた。
 ところがそのチャンスに神様はちゃんと微笑んでくれて、今彼は また舞台に立つ生活を送れるようになった。
 それもレギュラーで、それもあの今をときめく『劇団四季』で、 あの天下の『浅利慶太氏』に認められて・・・・・・・・。
 人生は本当に何が起こるか判らないと思う。
何が災いして何が幸いするのか、大事なことは「夢」を持ち続 けることなのだろう。
 今大阪のシアターでロングランミュージカル『アイーダ』に出演 中の彼の顔は、凛々しくそして二十代の若者のように熱く輝い ている。こんな元気な彼を見たのも何年ぶりのことだろう。
 彼は今五十歳。 人間、幾つになっても「夢」に向かって驀進していれば、いつでも 子供の自分に戻れるのだろう。  とても嬉しく爽やかな土曜の昼下がりの出来事であった。

 友よ! Do fight forever with endress dream!

 日曜日は我が社所属のアーティストの二組がほぼ同じ時間 にライブがあった。我が社の少数スタッフも手分けをして仕事の 分担をしていてくれたようだ。これからの会社を支えてくれる彼ら アーティストのために僕も掛け持ちをして二箇所を回った。
 一組はリハを、一組は本番をと、四谷、原宿を雨の中歩き 回った。これからこんなこともしばしばあるんだろうなと思いながら。 いや二つじゃ済まないかも知れない、三つ、四つと・・・・・。
そんなふうに悲鳴をあげるくらいになって欲しいと思うのだ。

 仕事を終えてみて、足がパンパンに張ってふくらはぎが筋肉痛 になっているのに気づき思わず笑ってしまった。
 歳(?)だな!「夢」を驀進するためにもう一度体を鍛え直そう と思っている。

 また新しい週の始まりだ!元気な一週間にしたいな。

 

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